ふと、時の流れを感じるとき。
普段は数日分のご飯やお弁当のメニューに頭を悩ませ買い物に行ったりだとか、洗濯や掃除などの家事も適度にこなし、夫のぱんださんの予定も把握しつつそれに合わせて頼まれたことをこなしたり、合間にブログを書いたりゲームをしている。
それだけで頭の中がいっぱいで、疲れてあっという間に1日が終わってしまう。昔はもうちょっと色々できたよなぁとカラダの衰えを痛感する。
毎日、常に2~3日先や1週間分の予定を考えていることが多い。考えてもせいぜい1ヶ月分ぐらい。
つまり、遠い未来のことや過去を振り返っている時間がない。
そんな中わりと最近、ネットニュースで「Sさんが結婚!」「Mさんが離婚!」みたいな記事を目にした。
普段は有名人や著名人などのどーでもいいゴシップ記事は全く興味がなく目に入ってこないのだけど、そのおふたりは自分が30代前半の頃によくお世話になっていた人物だったので、ちょっとだけ気になった。
お世話になっていたと言っても面識のある人ではない。あちら側はこちらのことなどまったく知らない。
その方々のブログを毎日勝手に拝見していたのだ。
30代後半頃には色々あり余裕がなくなったのもあって、そこから人様のブログはほぼ見なくなり最近はどうされていたのか詳しく知らないけれど。
当時Sさんの活動を陰ながら応援していたのでご結婚されたのは素直に嬉しいというか「とうとうか~!おめでとうございます!良かったねー!」という気持ちだ。
たしかSさんはうちの妹よりもさらに4つくらい年下なので、わたしからすれば妹を見守っているような感覚でもある。(今、年齢を調べてみて自分よりこんなに年下だったのか!と驚愕しているw若いなぁ)
思えば自分がこうしてブログをずっと続けているのはSさんの影響も大きかったのかもしれない。
たぶん自分も当時はブログやHPなどで発信を色々やってたと思うけど、Sさんのブログを知って、色々まねっこして毎日何個も記事を更新していた時代が懐かしい。
今はそんなハイペースで更新できなくなってしまったが。年をとったなぁ。
一方、Mさんのほうもブログではお子さん成長やお料理や家族のことなどもたくさん書かれていたし、とても幸せそうな良き家庭のイメージがあったので「えーっ!?何で?!そうなの?」という驚きと寂しさがある。
その当時から、自分はもう子供を産まない人生を選択してはいたけれど、それでも一般的な女性の子育ての大変さはしっかり知っておきたいと思っていたので、30代の頃は同年代くらいの子育て系とかお料理系ブログをわりとよく見ていた。
そのひとつがMさんのブログだった。
実際こどもがいたらこんな感じなんだろうなとか、大変そうだなぁとか頑張ってるなぁとか、ブログで色々学ばせてもらっていたし心の中で応援していたし料理本も購入して参考にさせてもらっていた。
当時まだ小さかったMさんのお子さんも立派に成長されているようで、時の経つのは本当に早いなぁとひしひし実感する。
人様の人生に口出しをする気は更々ないが、それぞれ見つけた幸せの道を穏やかに暮らしていけたらいいね、とひっそり思う。
ずっと夫婦ふたりだけでいると、毎日だいたい同じことの繰り返しで、なんとなく白髪増えたかな?とかシワ増えた?ぐらいの感覚だけで、子供の成長のような節目節目のパッとわかる「時の流れ」を目の当たりにする機会はあまりない。
それゆえに時間の感覚が曖昧になってしまい、あれから何年経ったのか?がパッと出て来なかったりもする。
時間の経過の基準が「あのゲームが発売して何年」みたいな数え方になっている。
そう言えば、ゲームをしているとわりと幼い頃のことはよく思い出すが、ちょっと前の20代後半ぐらいから30代の頃を思い出す機会は少ないほうかもしれない。
時折、こうやっていろんな年代の過去を振り返ってみて、あの頃と比べた「今」をじっくりと味わってみるのもいいね。
あの頃があったから、今がある。
あの頃強く幸せを願って諦めずに頑張って生きたから、今の穏やかな幸せがある。
人生は人それぞれ色々あるし、誰だって色んな苦難を乗り越えてきてそこにたどり着いているのであって、決して楽な人生なんてないと思っている。
「今」も数年先には「あの頃」になる。
今この時を「素敵なあの頃」にしていくために、日々を噛み締めながらできる限り精一杯生きていこう。
そして最後には「あ~楽しい人生だった」と微笑みながら永遠の眠りにつきたいと思っているんだ。
20230517@negitoro.