ムジくら

無印良品、手帳、ゲーム、家計、日々の暮らしを綴っています。

桜の季節になると。

春がきた。

寒い冬から暖かな春へと移り変わる頃になると、何か新しいことをしたい気分になってくるのは子供の頃から変わらない。

「新しいこと」と言うよりも、ここ最近は「何かやりたいと思っていて忘れていたこと」を、ふと思い出すようになった。

思い返せば、この2~3年ぐらいは例のウイルスのお陰でちょっと時が止まってしまったかのような、やりたいことが思いきりできなくなった感じのままあっという間に過ぎた。

世の中の全体的な空気も変わってしまったようなそんな感覚は、自分だけでなくみんな感じていることかも知れないけれど。

諦めることや我慢することに慣れきってしまっているような雰囲気。

そういえば、インプットとアウトプットについての本を3年前くらいに読んでいたけどもうすっかり忘れてしまったのでまた読み直してみようかと、しまい込んでいたベッド下の収納からひっぱり出してみた。

パラパラとめくって読み始めると、自分の集中力のなさに気づき驚く。

ほんの数分で、すぐにパソコンやスマホが気になってしまう自分がいた。

4、5年前はよく読書をしていて、図書館で本を借りて1年に100冊近く読んだ頃もあった。本を読むことは好きなはずなのに。

読書に没頭できず、イマイチ本の内容が頭に入ってこない感じがする。

手元の小さな文字がぼやけて見づらく、目がしょぼしょぼしてしまうのも集中力が続かない原因のひとつかもしれない。
これも数年前には無かった感覚だ。

いつまでも、あの頃のままの自分ではないのだな…

自分では変わったつもりはなくとも老眼は急にやってくるし、確実に自分の意志とは反したところでの変化は起きていく。つまり人はどんどん衰えていくし、そのスピードは思っていたよりもずいぶんと早い。

簡単に出来ていたことや出来ると思っていたことが、少しずつだったり急にだったり、どんどん出来なくなっていくのだ。

この体と命は無限に続くものではない。いつか終わりは来る。わかってはいることだけど、ついめんどくさがって気づかないふりをして後回しにするのが人間でもある。

今やりたいと思っていることは、なるべく体が動くうちにしておいた方がいい。いつこの生命が尽きても後悔のない生き方を。

もうすぐ、桜が満開になる頃ですね。

今年は3年ぶりに、近所の春の桜祭りが再開したようです。
屋台で賑わってるこんな空気もしばらく忘れていたね。春と桜は、ウキウキした気分を連れてくる。

数年間止まっていた灰色の時間が、ほんのりピンクに色づいてゆくような。

あと何回桜の季節を迎えられるかな。
20230323@negitoro.

この記事の写真はこちらのカメラで撮ったものです。

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